相続不動産の保存が大変なら共有持分売却をしよう

公開日:2021/03/15  最終更新日:2021/04/02

相続不動産で悩みが多いのが、共有持分の保存が重荷であるという点です。たとえ不動産を持っていても、他の相続人と共有していると、自由に使用できません。そこで有効なのが共有持分売却です。相続不動産を共有財産ととらえている場合、売却できるのか疑問に思う人もいるでしょう。では具体的に共有持分の売却をする場合のメリットを紹介します。

売却することで現金を手にできる

共有持分売却の大きなメリットは、現金を得られるという点です。相続した不動産を複数人で共有した状態で維持管理する場合は、その物件を使用できますが、持ち分に応じてコストが生じます。不動産を持っていることで家賃収入などを得られるケースもあるので、一定のメリットはあるでしょう。

しかし、今後ますます少子高齢化が進む中で、マンションやアパートの空室が増えていくことが予想されています。空き室が増えると安定した家賃収入は得られず、不動産を所有しているだけで赤字になることも考えられるでしょう。

そこで有効なのが共有持分売却です。共有持分売却を行うことで、毎年の赤字を止めることができ、さらにまとまった現金を手にすることもできます。現在の社会情勢を鑑みると不動産を売却したいと考えても、中々売り先が見つからないことも珍しくありません。そのため、売れるうちに早めに売却してしまい、現金を手元に置いておくということは、ライフプランをたてる上でも重要です。

ただし、早く売却したいからといって焦らないようにしましょう。安く買い叩かれてしまうリスクもあるので、どこの不動産会社が高く、迅速に買い取ってくれるのかを見極めた上で売却してください。

不動産管理の煩雑な作業から逃れることができる

不動産管理でとくに面倒なのが、毎年やってくる確定申告や契約、メンテナンスなどの手間がかかることです。また、不動産を所有しているだけであまり使用していないケースでは、固定資産税の支払い義務が発生してしまうのはデメリットになるでしょう。

このように、1人でも不動産は所有して維持に手間がかかるのに、他者と共有するとなると使用する際もさまざまな問題が発生します。これらに加えて、収益や経費の配分をしなければならないため、有効活用するどころか保存や維持、使用するだけでも手間もかかってしまうでしょう。

そこで有効なのが共有持分売却です。売却してしまえば、不動産管理のわずらわしさから逃れることができます。不動産を所有しており、それを貸し出せば不労所得を得られるというメリットもあるようです。しかし、メリット以上に維持や保存していく負担が大きいと考える人も多いため、該当する人は売却したほうがよいでしょう。

ただし、共有持分をスムーズに売却するには、できるだけ専門業者に依頼する必要があります。共有持分を売却するとしても、できるだけ高く売りたいと考える人が多いものでしょう。しかし、共有持分は特殊な物件になるため、普通の不動産物件よりも業者によって価格の差が生じやすい点が特徴です。そのため、売却する場合は、なるべく複数の業者から見積もりを依頼することを心がけましょう。

共有権利者との話し合いやトラブルから解放される

共有持分での最も大きな問題の1つが、相続が何回か繰り返された後に起こる共有権利者とのトラブルです。不動産を相続する場合、最初は兄弟など近い親類で分けられることが多いため、普段から意思疎通も取りやすくトラブルも起きにくいとされています。

しかし、何回か相続が繰り返されていくと、次第に持分権利者が知らない者同士になる恐れがあるのです。お互い知らない者同士が所有していたり、他の所有者が遠方に住んでいたりすると、不動産を有効に活用したり保存するのにも支障が出てきかねません。

そこで有効なのが、専門業者へ共有持分売却することです。専門業者に依頼して共有持分売却を売却できれば、トラブルに巻き込まれることもなくなります。しかも、専門業者なら共有持分売却に関する専門知識も豊富なので、他の共有権利者とのやり取りなども任せることができるので非常に便利です。

もちろん、中には他の共有権利者に売却の意思を知られてしまうと、もめる可能性があるので知られたくないという人もいるでしょう。たしかに普通の不動産会社に売却依頼をすると、売り物件として広く開示されてしまいます。しかし、専門業者ならそのような心配はなく、売却できるのです。売却が終わって手続きが完了したあとに他の共有権利者に報告すれば、トラブルになることもありません。

 

相続不動産の維持に手間がかかると感じる場合は、売却した方がよいでしょう。売却することで現金を手にでき、管理のわずらわしさからも解放されます。さらに共有権利者とのトラブルになることもなくなります。ただし、売却するなら共有持分売却を専門にしている業者に依頼しましょう。一般の不動産会社だと、安く買い叩かれる、売却がばれてしまうなどの理由から、共有権利者ともめる恐れがあります。

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