共有者同士の人間関係が売却価格に影響するってホント!?

公開日:2020/03/15  最終更新日:2020/04/13

持ち家を売却する場合は、共有者同士の話し合いが必要になります。特に、複数の所有者がいる場合は共有持分といって家における所有権の割合が焦点になるので注意してください。共有者同士の関係性や話し合いによっては、売却価格に大きな影響が出てきます。人間関係が売却価格に与える影響について説明しましょう。

家を相続した場合の所有権と売却時の注意点

財産の相続を巡っては、人間関係が大きく影響してきます。日頃仲が良かったり、それまで順調に行っていた関係でも、財産の所有権や分与に絡んで揉め事が起こることも少なくありません。

特に、家や土地はそれまでの思い出や家族の絆が染み込んでいるだけでなく、所有者が亡くなっても住み続けたい家族が残っている場合が少なくありません。その場合、財産を巡る問題に繋がることもあります。

土地や家、建物などの不動産を財産として複数の人間が相続した場合、それぞれが権利を持つ共有持分というものが発生します。これは、遺言に影響されるだけでなく、法律上保障された財産も含まれています。

土地や建物は簡単に分けることが出来ないので、多くの場合は売却して現金化してから分与するという方法が取られます。しかし、家や土地が財産として残った場合、必ずしもスムーズに行く訳ではありません。人間関係によってはなかなか売却が出来なかったり、人間関係がもつれた挙句早く売却しようとして、必要以上に低価格で売ってしまうことにも繋がりかねません。

不動産を売却する場合は、人間関係が売却価格に影響を与えることも少なくないようです。売却価格を下げてしまったり、なかなか売れなくなるといったトラブルに巻き込まれないためには、共有者同士の話し合いが必要です。そのためには、いくつか下調べをしておきましょう。

共有持分について調べておきましょう

親や親類の家や土地を複数で相続することがあります。その場合は、家や建物は共有の財産として扱われるので、誰か一人が勝手に所有したり売却することは当然のことながら法律違反になります。

相続者の誰かが合意のもとに家や土地に住むのではなく、売却して財産を分割する場合は注意が必要になります。財産分与は人間関係に大きなヒビを入れることがあるので、十分に注意しましょう。

そのためには、法律に基づいて感情を持ち込まず、できるだけ事務的に話し合いを進めることも必要になります。場合によっては、弁護士など専門家に仲介をお願いしてください。

複数の所有者がいる場合は、それぞれの所有権が何割なのかを確かめる必要があります。遺言書があればその意図をくみ取る必要がありますし、また元の所有者との関係性でも割合が異なります。例えば、親から家と建物を相続した子どもが三人いる場合は三分割になりますが、配偶者がいる場合は配偶者が優先して所有権を大きく持ちます。

十分に理解が出来ない場合は、土地や家屋の売却に詳しい法律の専門家などに聞きましょう。例えば法テラスや自治体の法律相談などで尋ねることができるので、そうしたところに相談することをお勧めします。その上で、所有者同士話し合ってください。あらかじめ権利の割合が分かっていると、もめ事に入り込むリスクが少なくて済みます。

場合によっては共有持分売却をしましょう

それぞれの所有者の話し合いが合意に達して売却が出来れば、スムーズに建物や土地の売却に移行することが出来ます。その場合は、適正な価格で売却できるのでそれぞれが手に入れられる額も適切なものになります。

しかし、話し合いが上手く行かなかったり、所有者の誰かが土地や建物をそのまま使いたいと主張することもあります。そうした場合であっても、財産を相続する権利を手放す必要はありません。

そこでポイントになるのが、共有持分売却です。 共有持分売却とは、土地や建物のなかで自分の所有する部分を売却するという方法です。自分の正当な所有部分を売却するだけなので、法律上は問題がありません。また、相続する権利のある財産を受け取ることが出来ます。

しかし、共有持分売却にはいくつかの問題があります。建物や土地の一部だけを買い取るということは難しく、売却相手がなかなか見つからない可能性があります。

また、一部だけの売却になると、どうしても売却の値段を下げざるを得ません。その結果、分与される財産の価値が大幅に下がってしまいます。

共有持分売却を避けて相続者が満足の行く結果を得る為にも、人間関係には十分に注意して話し合いによって財産の分割を決めた方が有利になります。そうした点も含めて人間関係が関係してくるので、良好な関係性を保ちつつ所有権について話し合ってください。

 

土地や建物を相続する場合、人間関係が大きく影響します。話し合いが上手く行かなかったり、合意できなかったりすると、結局は安い価格で売却することになってしまうということにも繋がりかねません。両行な人間関係を保ちつつ、納得できる話し合いをしましょう。

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